台湾南部・屏東県で今年も「四重渓温泉フェスティバル(2024屏東四重渓温泉季)」が開催されます。会期は2024年11月22日から2025年3月2日まで。
台湾は豊富な温泉資源に恵まれており、全土で温泉が楽しめます。台湾最南端の温泉郷のひとつである四重渓温泉は日本統治時代から北投・関子嶺・陽明山と並んで「台湾四大温泉」の一つに数えられ、昭和天皇の弟である高松宮宣仁親王が新婚旅行で訪れた地でもあります。泉質はアルカリ性炭酸泉に属し、透明で柔らかく、飲用も可能な名湯として知られています。
イベント期間中は、車城郷・四重渓温泉と牡丹郷・旭海温泉の14カ所でライトアップと光のインスタレーション展示が行われ、普段の温泉街とは異なる夜の景色を楽しむことができます。
また、地域の特産品を販売するマーケット、期間限定クルーズバスの運行、マラソン大会など、多数のイベントが開催されます。
四重渓温泉へは、イベント期間中に運行される3路線のシャトルバスの利用が可能です。
●台湾鉄道・枋寮駅-四重渓温泉(約1時間)
●恆春バスターミナル-四重渓温泉(約20分)
●四重渓温泉-旭海温泉(約1時間)
四重渓温泉には、高級温泉リゾートホテルほか、日本統治時代の風情を感じさせる和風温泉旅館日帰り温泉施設や無料の足湯コーナーなどもあり、さまざまな滞在スタイルをお楽しみいただけます。(※公共浴場「四重渓公共温泉浴池」は2024年9月より約1年半の改築工事のため現在閉館中)
四重渓温泉のある屏東県車城郷一帯は、山から吹き下ろす風の恩恵でおいしいタマネギが育つといいます。当地独特のミネラル豊富な赤土を利用して作った塩漬けアヒル卵「紅仁鴨蛋」も、四重渓温泉でしか食べられない名物として有名です。また、原住民料理を味わうのも四重渓温泉ならではの楽しみでしょう。
寒い日本の冬を飛び出して、穏やかで温かな台湾南部へ。自然豊かな山あいの温泉地で心なごみ、清らかな「美人の湯」でリフレッシュ。そんな冬の台湾湯けむりの旅はいかがでしょうか。
▼四重渓温泉フェスティバル(2024屏東四重渓温泉季)
公式サイト(中国語)https://fun-pingtung.com/