台湾の山あいでは、4月に入ると美しい白い花が咲き始めます。みずみずしい若葉の樹上に咲く花は、まるで雪が積もったかのようです。
現地で「油桐花」と呼ばれるアブラギリの木。桃園・新竹・苗栗など、客家(ハッカ)の人たちが暮らす街に多く、開花と同時に各地で「桐花祭」が幕を開けます。

開花は南部から始まり、見ごろは1ヶ月ほど続きます。台湾の里山の春を告げるアブラギリの開花状況は、日本語でも確認することができます。
▼桐の花開花状況・予測ページ(日本語/客家委員会)
https://tung.romantichakka.com/home?lang=jp

アブラギリの花はサクラよりひと回り大きく、その花びらは純白です。特徴的なのは、花びらがばらばらにならず、花がそのまま落ちること。


今年の桐花の満開予想は4月下旬とのこと、5月初めの大型連休に台湾旅行を予定している方は、美しく散り地面を白く染める桐花を楽しめるかもしれません。
純白の花が小道に降り積もった幻想的な風景を見れば、この花が台湾で「五月雪」と呼ばれているのも納得できることでしょう。
台湾各地の客家の街の観光情報も、日本語サイトで発信中です。客家(ハッカ)の名産品や独特な料理など、そこでしか楽しめないものがたくさんありますよ。
▼客家の街の観光・グルメ案内サイト
「客庄小旅行」(日本語/客家委員会)
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