台湾初の水平方向に回転する旋回橋「高雄港大港橋」の長さは110m、2020年7月に開通しました。
台湾第三の都市、活気あふれる港町へ！
ビビビビ！台湾の撮影地を効率よく旅しよう。
台北に次ぐ台湾第三の都市・高雄は20年以上再開発を続け、昔ながらの港町のイメージからベイエリアを中心に生まれ変わった注目の街です。
台北からも高速鉄道（台湾新幹線）で約2時間で行け、街中の移動もMRT（地下鉄）レッドライン（24駅）、オレンジライン（15駅）の2路線に加え、沿線風景も楽しみなモダンな路面電車LRT（Light Rail Transit ＊1）もあり観光やグルメライフも思いのままに楽しめます。モダンで新しい高雄とは裏腹に、ローカルな暮らしに触れたい方には、高雄からフェリーに乗って約10分の旗津（チージン）もおすすめです。市内を流れる愛河では30分から1時間程度の遊覧船もあり、乗物を楽しむ旅行を計画するのも高雄ならでは過ごし方です。
また高雄はイメージキャラクター川口春奈さん起用のCM「ビビビビ！台湾」の撮影地のひとつです。CMの映像で登場した川口さんもお気に入りのお寺「三鳳宮」や、路面電車LRTの一部区間（C21美術館駅ーC21A内惟藝術中心駅）ではジブリの映画『トトロ』に登場しそうな”トトロのトンネル“と呼ばれる光景にも出会えます。
＊1 LRTは2024年1月1日以降、全22.1km、全38駅の全線が開通します。
台北駅からのアクセス：台北から台湾高速鉄道で「新左営駅」下車、台湾鉄道に乗り換え「高雄駅」下車。
所要：約2時間
３つの寺廟の共同で開催される一大イベント。昨年は40組のチームが武陣のほかストリートダンスなどのパフォーマンスを披露。
内門地区の宋江陣は小説『水滸伝』の登場人物「宋江」が使用した武陣を、地域の人々が村の防衛・団結のために鍛錬したもので、地域に深く根付いた非常に重要な伝統民俗芸能です。
毎年、内門紫竹寺、順賢宮、南海紫竹寺が交代でメイン舞台となり、期間中は10万人ほどが訪れます。練り歩かれる神輿、この日の為に鍛錬を積み重ねてきた学生達による文武陣頭のパフォーマンス、腕によりをかけた饗宴など、期間中は街全体が沸き立ちます。台湾12大地方祭典行事にも指定されており、銅鑼や鐘、太鼓を打ち鳴らし、顔に将軍などの形相を模したメイクを施した人々が踊る様子は手に汗を握り心高鳴る体験となるでしょう。
《内門宋江陣》
日時：3/9(土)〜3/24(日) 場所：內門紫竹寺 高雄市內門區觀亭里中正路115巷18號
高雄駅からのアクセス：駅前のバス停「建国」から8010、8023、E28高旗美濃快線に乗り「旗山バスターミナル」下車、内門宋江陣シャトルバスに乗り換える。
所要：2時間20分
毎年100万匹以上のルリマダラが越冬のために高雄北部の茂林地区へやってくる非常に珍しい現象を「紫蝶幽谷」といい、蝶マニアが国内外から集まります。林間遊歩道を歩けば、蝶が優雅に群れて舞う様子は非日常感たっぷりで、マニアではない方にもおすすめ。先住民族パイワン族、ルカイ族が暮らす集落には伝統的な模様のレリーフや木像が見られ、彼らの伝統文化について学ぶこともできます。
日時：11月～2月
場所：茂林生態公園
高雄市茂林區茂林里1鄰16號向かい
高雄駅からのアクセス：駅前の建国Ｄ区からE28高旗美濃快線に乗り「旗山バスターミナル」下車、JOYバスH31に乗り換えて「茂林区役所」下車、徒歩3分。
所要：約2時間30分
公式HPはこちら（日本語完備）
https://www.maolin-nsa.gov.tw/JP/
台湾は旧暦のカレンダーに従い、2024年の春節は2月8日(木)～2月14日(水)です。この前後の期間はデパートや観光地などに赤や黄色の正月飾りが施され、普段とはちょっと違う街並みを味わうことができます。特筆すべきは郊外にある仏光山。見渡す限りの花畑に出店が並び、圧巻のレーザーとドローンのショーに花火と、高雄の定番初詣場所となっています。大晦日にあたる2月9日は休みの施設が多いのでご注意を。三鳳中街、新楽街一帯は街全体が年貨大街と呼ばれる年越し用品市場となり、縁起物や帰省用の限定おみやげ品が並びます。
日時：年貨大街（年越し用品市）は2月初旬から2月14日まで
場所：三鳳中街年貨大街など
高雄駅からのアクセス：建国三路を西方向へ歩き、道なりに三鳳中街へ。
所要：約14分
港町である高雄は、海鮮物をはじめ、フルーツなどを扱う屋台が集結する夜市のほか、見て楽しい美術館・博物館や、近年若者に大人気のレトロな新堀江エリア・ 塩埕エリアなど、表情豊かな見どころエリアが目白押しです。歩けば歩くほど“楽しい”を発見できる街です。
高雄港の第3ドックにある1973年建築の高雄港倉庫群をまるごとリノベーションした巨大アートスポット。いたる所にアート作品が展示され、波止場沿いには趣向を凝らしたカフェ、ブランドが集まるショッピングモール、特設アートスペースが充実。週末には大道芸人によるパフォーマンスやマルシェが開かれることも。平日も夕方になると高雄っ子たちが散歩やデートに繰り出します。一日いても飽きないスポットです。
高雄駅からのアクセス：
台湾鉄道に乗り鼓山駅下車、ライトレールに乗り換え駁二蓬萊駅下車徒歩3分。
所要：約25分
幸福川沿いを歩いていくと目に飛び込んでくる、壮麗な道教寺院。改修や移転を経て、その歴史は300年余に及びます。本尊の哪吒三太子（中壇元帥）のほか、多くの道教神が祀られています。昼間に訪れ、威風堂々とした建築と繊細な装飾をじっくり眺めるのもよし、川口春奈さん出演のCM「ビビビビ！台湾」のように夜に訪れ、天井いっぱいに提げられた真っ赤な提灯が作り出す幻想的な光景にうっとりするもよし。昼も夜もフォトジェニックな必見スポットです。
高雄駅からのアクセス：
高雄駅を出て、中山一路を下り、河北二路を川沿いに西方向へ歩く。
所要：約14分
1976年に建てられた、龍と虎の印象的な姿を持つ対の七重の塔「龍虎塔」が有名。ジグザグになった九曲橋という魔よけの橋（諸説ありますが悪霊はカーブを曲がれないということから）を渡り厄を落とし、龍の口から入り虎の口から出ることで運気アップできるパワースポットです。市内の喧騒を離れ、広がる湖を眺めるだけでも癒されます。湖周辺の木陰は地元の人々の憩いの場となっています。※龍虎塔は2025年上半期まで工事中となります。
高雄駅からのアクセス：
台湾鉄道に乗り左營駅下車、翠華路を北上し勝利路へ左折。
所要：約25分
四角いサクサクのクッキーという意味の方塊酥。小麦の香ばしさが何層にも弾け、ザクザクの後に口の中でホロリと溶けていく独特な食感が人気です。台湾の国民的なお菓子でスーパーやコンビニ、ベーカリーやお土産屋さんなど様々な場所で買うことができ、フレーバーもプレーンだけでなく、コーヒーやチーズ、セサミ、チョコレートなどたくさんの味があります。高雄・旗山区では恵まれた気候と環境により1960年代頃からバナナの生産が盛んに行われ、今ではバナナの芳醇な香りを生かしたスイーツがいろいろ開発されています。バナナ味の方塊酥もそのひとつ。ほど良い甘さがあとを引きます。