台湾観光庁(観光署)は、AI翻訳機を搭載した透明なスクリーン(画像参照)を台北松山空港と野柳国家風景区に設置しました。2024年に1200万人を超えるといわれている海外からの旅行客に対し、言葉の壁を越えたスムーズな対応を可能にするのが狙いです。評判が良ければ、今後他の空港や国家風景区にも設置されます。
このAI翻訳機は、3年の実務経験を積んだプロの通訳者に匹敵するほどの翻訳レベルを持つと評判で、5G(第5世代移動通信システム)を利用した素早い反応が魅力です。
また、透明なパネル越しにスタッフと距離を置いて会話ができるので、感染症予防にも効果的です。AI翻訳の精度から、台湾が誇る科学技術を窺い知ることができます。
台北松山空港には以前から外国語対応スタッフが常住しているものの、英語以外での多言語によるコミュニケーションの不足部分を補うため、AI翻訳機導入することで英語だけではなく日本語、韓国語ほか、台湾を訪れる海外からの観光客により快適なコミュニケーションを提供していきます。
AI翻訳機設置スポット
●台北松山空港 第一ターミナル1階 国際線到着ロビー観光庁ツーリストセンター
●野柳ビジターセンター(台湾観光庁北海岸及び観音山国家風景区管理処管轄)
場所:新北市萬里区野柳里港東路167-1号
※使い方紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=FyDIIBqiR70