「ビビビビ!台湾号」ラッピング列車が台湾東北角に登場!

台湾観光庁(交通部観光署)は台湾観光のプロモーションとして、京浜急行電鉄株式会社(以下「京急電鉄」)と連携し、台湾観光ラッピング列車「ビビビビ!台湾号」を日本で運行し、台湾観光のイメージ向上を図ってきました。今回、国営台湾鉄路株式会社(以下「台鉄」)と京急電鉄の友好締結10周年を記念し、台鉄のEMU700型車両に京急電鉄の赤い塗装を施し、「ビビビビ!台湾号」のラッピング列車として台湾国内で再現。台湾を訪れる旅行者や地元の人たちにも実際に乗車できるようになりました。
台湾観光庁の陳玉秀長官と台鉄の鄭光遠会長は、本日(7月4日)、共同で「ビビビビ!台湾号」の正式な運行開始を発表しました。この列車は、台鉄の宜蘭線を中心に運行され、瑞芳駅、貢寮駅、福隆駅、外澳駅、宜蘭駅、蘇澳駅など、台湾東北部の人気観光地を巡るルートとなっています。
このラッピング列車は「台湾」の文字を取り入れた独自のビジュアルデザイン、鮮やかな色彩、そして創造的なプロモーション手法により、今年3月、「第14回 東京屋外広告コンクール(車体利用広告部門)」にて、公益社団法人東京屋外広告協会より「会長賞」を受賞しました。さらに5月には、書体デザインに特化した世界的なコンペティションである「NY TDC賞(ニューヨーク・タイプディレクターズクラブ)」も受賞し、台湾観光の国際的なブランド発信に大きく寄与しています。
陳長官は、「鉄道旅行は台湾観光の重要な手段のひとつです。『ビビビビ!台湾号』は京急電鉄との協力により日本で台湾観光を広く宣伝できたうえ、今回の台鉄との共同運行により、台湾でも乗車体験が可能になりました。日台間の観光交流をさらに深める絶好の機会です」と述べました。当初は3か月間の運行予定でしたが、好評につき期間を6か月に延長。瑞芳、福隆、宜蘭などの東北部エリアを中心に運行され、大東北角観光圏と連動した「九份小旅行」などの観光企画と連携し、乗車と観光の両方が楽しめる仕組みが整えられています。ぜひ列車に乗って、東北角地域の豊かな自然や人文の魅力を堪能してください。
台鉄の鄭会長は、「『ビビビビ!台湾号』は台湾を代表する蘭の花、茶葉、パイナップルといった特色あるモチーフを取り入れたデザインとなっており、台湾の魅力を皆さまに知っていただける内容になっています。ぜひ多くの方にご乗車いただき、台湾の美しさを体感していただきたいです」と述べました。
今回の台湾観光ラッピング列車「ビビビビ!台湾号」は、2024年6月7日から9月28日まで、日本でも京急電鉄と連携して運行されました。運行エリアは、出国者数が多い東京都や神奈川県で、日本の一般市民に向けて台湾観光の魅力を広くPRしました。台湾は「蘭花王国」「フルーツ王国」としても知られ、「台湾」の文字は蘭の花、お茶、パイナップルなど台湾を代表する産品をモチーフにしたアート書体で表現されています。「ビ」という音は日本語の「美(ビ)」と発音が似ており、台湾の美景、美人(人情)、美食、美質(質の良さ)を象徴しています。
今回のラッピング列車は、台鉄と京急電鉄の友好鉄道協定締結10周年、そして東北角および宜蘭エリアの観光と連動した取り組みであり、乗車体験だけでなく、列車や駅での記念撮影も楽しめます。

※運行情報については、台鉄公式サイトをご確認下さい。
台湾鉄路株式会社
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip