台湾の交通部観光署(以下「台湾観光庁」)は、観光サービスの強化を目的に台湾セブン-イレブン(統一超商)と「観光協力備忘録」を締結し、今後、共同プロモーションやデータ共有、相互補完的な活動を進めていくことで合意しました。
「旅人のコンビニ」で全方位的な観光体験を
第一弾として、「旅人のコンビニ(旅人便利店)」をコンセプトに、モバイル観光案内サービス「PWA(Progressive Web Application)」の普及や、訪台外国人観光客向けキャンペーン「台湾ラッキーランド2.0(遊台湾金福気)」の特典引き換えチャネルとして活用する準備を進めています。今後は双方の強みと革新的マーケティング戦略を融合し、旅行者のニーズに寄り添う全方位的な観光体験を提供していきます。

モバイル観光案内PWAと「Oh! Bear AIアシスタント」の導入
台湾観光庁の陳玉秀長官(上記写真中央)は、旅行者のリアルタイムな情報ニーズに対応するため、段階的に「モバイル観光案内PWA」を推進しており、2026年7月末までに台湾全土への展開を予定していると発表しました。
PWAには、台湾観光庁の公式キャラクター「Oh! Bear(オーベア)」をAIアシスタントとして搭載。以下の公的データを統合し、旅行者に正確かつ多岐にわたる情報を提供します。
・台湾観光庁:テーマ別観光コース、イベント情報
・国家公園署:国立公園の生態ガイド、遊歩道、レジャー情報
・林業・保育署:森林遊楽区、自然歩道情報
・農村水保署:アグリツーリズム、レジャー農場情報
・産業発展署:観光工場、産業体験施設
・地方自治体:地元の観光スポット、祭典、リアルタイム情報
旅行者は、台湾全土のセブン-イレブン7,200店舗以上に設置されている専用端末「ibon(アイ・ボン)」横のQRコードをスキャンして有益な観光情報に簡単にアクセスできるようになります。

外国人観光客対象キャンペーン「台湾ラッキーランド2.0」
昨年に続き、外国人観光客向けキャンペーン「台湾ラッキーランド2.0(遊台湾金福気)」の実施も予定している台湾観光庁は、このたびの台湾セブン-イレブンとの連携により、旅行中でも手軽に特典を受け取ることが可能な仕組みを準備していく。今後は民間の観光関係企業も募りながら、さらなる観光サービス向上の構築を目指します。
地域密着型の観光プラットフォーム
台湾の368市区町村すべてに店舗を構える台湾セブンイレブンは、全土にある計7,200店以上が「デジタル観光案内窓口」として、各行政機関のサービスを各地方まで届ける重要な役割を担うことになり「観光サービスが日常生活に溶け込むことで、旅行者の利便性が一気に向上していくことになる」とコメントしています。

官民連携による観光のアップグレード
締結式には、内政部国家公園署、農業部林業・保育署ほか関連省庁、台湾観光協会、主要電子マネー企業などの関係者等も出席した。台湾観光庁では、「旅人のコンビニ」は官民連携による観光サービス向上へのモデルとなることを強調しました。「Oh! Bear (オーベア)AIアシスタント」は、公式データベースを基盤としたスマート観光ツールとして、フレンドリーかつ正確な情報提供により、台湾観光の国際的魅力と競争力を高めていきます。