国立故宮博物院(台北)の人気国宝である「翠玉白菜」が、3月14日から8月6日まで嘉義の故宮南院に移動して展示されます。「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」は国立故宮博物院で最も人気のある展示のひとつで、全長18.7センチ、幅は9.1センチ、厚さ5.7センチの精巧に造形された緑と白の翡翠の骨董品は、清の皇帝だった光緒帝(こうしょてい)の側妃のひとりである瑾妃(きんひ)の嫁入り道具だといわれています。白菜は純潔を表し、上部にとまっているキリギリスとイナゴは多産の象徴とされている縁起の良い美術品として長年多くの人々に愛されています。嘉義の故宮南院で翠玉白菜が展示されるのは今回で3度目。現在開催中の「人気国宝展」にて鑑賞することが可能です。
翠玉白菜のほかにも、悟りを開いた高僧である羅漢をモチーフにした貴重な国宝も展示されているので、嘉義方面にご旅行の際はぜひお立ち寄りください。
国立故宮博物院南部院区(嘉義)
https://south.npm.gov.tw/Japanese/
国立故宮博物院(台北)
https://www.npm.gov.tw/?l=3