台湾最南端の常夏の街。美しい海岸線には秋から冬にかけて山から風が吹き下ります。
台湾最南端の都市、屏東へ。
風を肌で感じる旅をしよう。
台湾最南端の県・屏東は、東に太平洋、西に台湾海峡、南はバシー海峡という三方を海に囲まれ、一年を通して気温が15℃〜33℃と過ごしやすい街です。市内中心部には市民の憩いの場となっている屏東公園や日系のショッピングセンターなどがあり、郊外へ足を伸ばせば、パイワン族・ルカイ族が暮らす三地門に位置する台湾原住民族文化園区、全長262mにわたるしなやかなカーブが“微笑みの橋”とも呼ばれる山川琉璃吊り橋、墾丁国家公園の美しいビーチや最南端に位置する鵝巒鼻(ガランピ)灯台、マグロや桜エビ、カラスミで有名な東港、サンゴ礁からできた島・小琉球、19世紀に建てられた古城が生活に溶け込んだ恒春旧市街など、訪れるべきスポットがもりだくさん。台湾国内でも人気の高い旅行スポットとなっています。
台北駅からのアクセス:台湾高速鉄道で「新左営駅」下車、台湾鉄道に乗り換え「屏東駅」下車。
所要:約2時間半
ビーチをメイン会場に、国内外のアーティストによる作品が鑑賞できます。
恒春半島に秋から冬にかけて吹く落山風(山おろしの風)を利用し、アートに昇華したフェスティバルで今年で4回目を迎えます。海口港看海美術館脇の砂浜に、風をテーマにした国内外のアーティストによる作品が展示されています。晴れ晴れと青い海をバックに眺める日中、沈みゆく夕陽を楽しむサンセット、ライトアップされる日没後、どの時間帯もフォトジェニックです。海、砂浜、空、風が生み出す自然のアートをじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。漁港を挟んで隣の海口港ビジターセンターは看海美術館として10時から18時まで無料開放されており(火曜日休館)こちらにもハイセンスなアート作品が展示されています。
《落山風アートフェスティバル》
日時:11/1~2024/2/29 場所:海口港看海美術館脇
屏東駅からのアクセス:台湾鉄道で「枋寮駅」下車、屏東客運バス9188に乗り換え「長灘飯店」下車、徒歩2分。
所要:約2時間半
台湾四大名湯にも名を連ね、鉄やバリウムなどの鉱物を含んだアルカリ性炭酸泉のさらりとした泉質で、台湾でも数少ない「湯の花」が舞います。今年の温泉フェスティバルは4つのテーマで温泉街にライトアップが施され、週末はマルシェや温泉街のシャトルバス運行、2/24には温泉マラソンも開催される予定です。
日時:11/17~2024/2/29
場所:四重渓温泉公園周辺
屏東駅からのアクセス:
台湾鉄道で「枋寮駅」下車、駅前から屏東客運バス518番に乗り「四重渓」下車。
所要:約2時間45分
イベント情報はこちら:四重渓温泉季2023(中国語)
https://www.pingtungsichongxi2023.com/#sou
今年で9年目を迎える農業・植物に関する博覧会。毎年田んぼアートや珍しい植物を集めたエリアは旧正月前後のお出かけの名所となっています。2024年は日本の「道の駅」にヒントを得た「日本館」が予定されているほか、田んぼアートもシークレットキャラクターが用意されています(2023年はイラストレーター・カナヘイさん)。シャトルバスも運行予定です。
日時:2024/2/3〜3/4 9:00〜17:00(2/9旧暦大晦日のみ休園)
場所:屏東熱帯農業特色産業園区
屏東駅からのアクセス:
屏東客運バス8221に乗り「農業物産館」下車、徒歩5分。
所要:約30分
台湾第3の都市・高雄からも電車で30分の屏東。駅を降りると暖かい風が頬をなで、どこか懐かしい気持ちになります。空は広く、スッと伸びたビンロウやヤシの木々の葉がその青に色を添え、街は活気にあふれ、訪れる人を魅了してやみません。
1920年代、日本統治時代に建てられ、戦後は官舎として使われていた69棟の家屋群が、2018年に当時の形を残したまま若者が集うおしゃれスポットへと生まれ変わりました。レトロな建物と現代装飾が融合した喫茶店やバーのほか、原住民衣装体験ショップ、雑貨店やアート空間などが並び、お散歩するだけでも楽しいエリアです。
屏東駅からのアクセス:
駅から中山路に沿って徒歩。
所要:約15分
駅からのアクセスも良く、何と言ってもお昼からやっているのが魅力的。道へはみ出んばかりの看板、ショーケースに並ぶお肉や海鮮、威勢のいい呼び声、立ち上がる湯気に右から左からおいしい匂いが漂います。新鮮なつみれスープ、焼きイカ、おこわにワンタン、ラム炒飯!おなかを空かせてお出かけください。
屏東駅からのアクセス:
駅から中山路に沿って歩き、民族路を右折。
所要:約8分
1936年から2002年までタバコ加工工場として稼働していた建物をリノベーション。2022年春に「屏菸1936文化基地」としてオープンした、屏東の最新スポットです。16号倉庫にはタバコ産業の歴史・屏東の客家や先住民族の展示館があるほか、園内には飲食店や雑貨店も。各館の常設展にはQRコード式の日本語解説も用意されています。
屏東駅からのアクセス:
屏東客運バス8230/8231/8232/8233/8235に乗り屏東大學民生校區下車、徒歩2分。 所要:約15分
南国の太陽の恩恵を受ける台湾最南端の屏東は蓮霧(ワックスアップル)やバナナ、パイナップルなどがたくさん収穫され、フルーツ王国と言っても過言ではありません。その中でも愛文芒果(アップルマンゴー)が特に有名です。フレッシュも美味しいですが、甘さがギュっとつまったドライマンゴーは生とは違った旨みが凝縮されています。そのままかじるも良し、手で裂いてヨーグルトに入れたり、細かく切って紅茶に入れてフルーツティーにしても楽しめます。ドライなので持ち帰ることができるのも嬉しいポイント。自分用はもちろん、お友達へのお土産にもおすすめです。