2024年2月24日から3月10日まで台南市で開催する「2024年台湾ランタンフェスティバル」のメインランタンとミニランタンのデザインが1月3日の公式会見の場で発表されました。
公式発表の席上において、政府交通部(国土交通省に相当)の王國才大臣(部長)は、今回16年ぶりの開催地となった台南市がこれまでの期間に進化をし続けながら発展していることを参観者は感じることができるだろうと述べ、台南は古都の栄華に留まらず、将来のグリーンエネルギートレンドのリーダーでもあり、革新的な産業環境や経済技術の成長、そして文化の多様性を推進し、伝統と現代性が調和し共存する都市を創造していることを紹介しました。
今年で第35回目の開催を迎える「台湾ランタンフェスティバル」の象徴となるメインランタン(主燈)は、干支の辰年にちなんだ龍をモチーフに「龍來台灣(台湾に龍がやってくる)」と命名され、台湾台湾高速鉄道(台湾新幹線)台南駅周辺の特設会場に設置されます。
台湾の古都である台南の開府400周年に敬意を表し、台湾ランタンフェスティバルを国際的なフェスティバルとしての位置づけをさらなる高みへと引き上げ、各国から訪れる旅行者へ向けて心から歓迎の意をこめて開催します。
今年のメインランタンは、台湾の著名なアーティストの彭力真氏総指揮により、台南にある大天后宮前の石柱前にある飛竜の魅力と姿からインスピレーションを受けてデザイン設計されたもので、18メートルのオブジェに台座を合わせ22メートルもの高さを誇ります。
総指揮を務めた彭力真氏は、今年のランタンフェスティバル開催地となる台南市は、世界的に有名な太陽光発電産業を享受しており、今回のメインライトは台南大学グリーンエネルギー技術科の傅耀賢博士と彼の研究開発チームを招聘して、太陽光パッケージ材料EVAと持続可能なグリーンエネルギー要素である炭素60の原子元素を導入し、持続可能な開発コンセプトとして完全な形で反映したものであると付け加えました。
台湾観光庁(交通部観光署)の周永輝局長は、このたびのメインランタンとなる龍の左右の前腕は、電気機制御ベアリングエレメントを装備することで、これまでのメインランタンの動的制限を克服するこができるようになると述べました。
さらに、グリーンエネルギーと省エネの概念を組み合わせた光源電力は、太陽光発電技術を採用して大規模なメインランタン総電力消費量の大幅な削減を実現できることから、今回の台湾ランタンフェスティバルは、文化レジャーイベントに留まらず、大規模なエコ環境を学ぶことのできる教育の場でもあると語りました。
そして、毎年の干支にちなんでデザインされる人気のミニクラフトランタンデザインも公開。「小龍包」とネーミングされた今年のミニランタンは、組み立てると愛らしい龍に完成するもので、龍頭には小さな玩具やお菓子を入れることができ、ポシェット風に胴体パーツを長いストラップに変えることが可能で、機内持ち込み手荷物としても活用できます。胴体は眩いアクセサリーとしても使用することもできます。また、完成した龍の口を開閉させることで龍頭に収納した小さなお菓子や玩具が内側の口から一個ずつ飛び出してくるユニークな工夫も内側になされています。
「2024台湾ランタンフェスティバル」は、春節(旧正月元旦)が明けて初めて迎える満月の夜(旧暦1月15日)となる2024年2月24日(土)に点灯式典が催され正式にライトアップしたのち、閉幕する3月10日(日)まで30分に1度ライトショーを披露し、フェスティバルを盛り上げいきます。
2024台湾ランタンフェスティバル公式サイト(中国語/日本語は準備中)
https://2024taiwanlanternfestival.org/